はじめに
本書は、なるべく手短に Spring Framework、および Spring Boot を、より実践的な構成で体験することを目的としています。また、初学者向け、自習用教材としての利用を見込んでいるため、より発展的な内容については、適宜、公式リファレンスをご覧ください。
環境
本書で紹介する内容は、以下環境を前提としています。
- Mac OS X 10.11.3 El Capitan
- ORACLE Java 1.8.0 update 45
- Spring Initializr (https://start.spring.io/ 2016-04-28 現在)
$ sw_vers
ProductName: Mac OS X
ProductVersion: 10.11.3
BuildVersion: 15D21
$ java -version
java version "1.8.0_45"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_45-b14)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.45-b02, mixed mode)
用語
本書中で使用する用語の簡単な意味と、他のフレームワークで使用されている単語や、類似する意味を持つ用語を併せて挙げておきます。文中に現れた用語が理解しづらい場合は、適宜使い慣れた類語に置き換えて読み進めてください。
用語 | 類語 | 概要 |
---|---|---|
コントローラー | ルーター、アクション | エンドポイント、サービス、ビューの紐付けを表現します。 |
サービス | 業務プロセス、業務ロジック | 業務処理や、業務の流れを表現します。 |
リポジトリー | パーシスター、DAO | 永続化を表現します。 |
ビュー | レスポンス | リクエスト元へのレスポンスを表現します。 |
テンプレート | DAO ヘルパー | データソースの直接的な操作を表現します。 |
ビューテンプレート | ビュー | 画面ビューの雛形を表現します。 |